USBメモリをUSBポートに差し込んだ状態で、スクリプトを実行すると、起動完了から1分ごとの動画がUSBメモリに撮りためられていくことは出来ました。
ただし、大きな問題がいくつか発見されました。
問題1:raspberry pi は内部にクロック(時計)を持たない
Wifiなど、インターネットに接続できる環境でRaspberry Pi を使用した場合は問題ありませんが、そうではない環境でRaspberry Pi を起動すると、時計が狂います。
狂うというよりは、正解がわからない状態ですかね…。
別途RTC(Real Time Clock)機能をもつ外部機器をGPIOに接続、設定してあげることで解決はできます。
IOT(インターネットに接続されている前提)なので、この機能を持たないのでしょう。
この機能が無いことにより問題としては、録画ファイル名に録画開始年月日時間を持つようにしたかったのですが、そもそも意味を持たなくなります。
RTC機器はこれらが該当します。
問題2:録画された日時・時分秒などを動画に埋め込むにはパワー不足
録画された動画に、文字情報を合成するには、Zero の処理パワーでは力不足。
ハードウェアエンコーダーを持っているので、録画→動画ファイル化は15fpsくらいでは可能でしたが、これに文字を入れるとコマ落ちしすぎて、1fpsも出ませんでした。
(ffmpeg のコーデック指定がうまくできていないのかもしれませんが)
将来的にはGPSからの緯度経度も文字情報として埋め込みたかったのですが、ちょっと無理そうです。
接続予定のGPS機器はこれらが該当します。
問題3:音声
画像に関してはカメラモジュールから取得できるのですが、rapsberry Pi にはマイクがありません。
USB接続できる安価なサウンドデバイスで試そうとは思うのですが、Zeroでは動画化する際に音声を合成するパワーがなさそうな気がします。