ダイソーのリモートシャッターの改造

ボタンが2つあるにもかかわらず、「シャッターを押す」ことしかできないリモートシャッター。 今回はこれを改造して、2つのボタンに異なる機能を持たせます。 今回改造したのはダイソーで売っているものですが、これらも同じものと思います。

 

 

なお、改造することで何が起きても責任は負いかねます。 自己責任で、どうかお願いします。

・改造前 iOSボタンは「ボリュームアップ」、androidボタンは「ボリュームアップ+Enter」という仕様。 スマホのカメラアプリの使用に合わせたものと思われます。

・改造後 iOSボタンは「ボリュームアップ」のまま、androidボタンは「ボリュームダウン」にします。 ネット上から情報を集めた結果、分解して配線を変えれば実現できるようです。 ということで、情報を基に改造。 DSC_0044.JPG

スイッチの配線を1つ浮かす

この向きで左下のハンダを溶かして接点を外します。 そのままだとスイッチを押した場合に接点してしまいそうなので厚紙はさみました。 電子機器ではありえないと思うのですが、電圧が低いので、まぁ、大丈夫かな… そこに電線をハンダ付け。 細かいので大変です。

ICと配線

おなじく、この向きのICの上の並びの右から2つ目とスイッチから伸ばした電線をハンダ付け。 このICの足はどこにも接点されていないそうなので、足に直接つなぎます。 かなり、細かくて大変です。 気合! ここまで出来たら、Raspberry Pi にBluerooth接続、音量のボリュームが上げ下げできるか確認します。 難しくはないのですが、細かい作業で大変でした。 その分、うまく動作確認できた時の喜びも格別です。

外部機器接続(カメラ)

Raspberry Pi の外部機器接続用のインターフェースで、汎用的ではないものがカメラ。 Raspberry Pi 対応を至っているカメラは、おそらくほとんどが「フラットリボンケーブル(薄っぺらのフィルムのような配線)」で接続するものです。 USBカメラなども使用できると思いますが、今回はそちらではありません。 価格の抑えられた、きっとなんかに付属するものでも、まぁ、写せる程度の画質です。 ガラケーぐらいでしょうか。


 

ほかにも、性能が随分と良いものもあるようです。

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さて、ケーブルを接続できたら、その動作確認をしていきましょう。

写真を撮るコマンドの実行

「LXTerminal」を起動して、写真を撮り、ファイルに保存するコマンドを実行します。 raspistill -o image.jpg 成功すれば、カレントディレクトリに「image.jpg」ファイルで撮った写真が保存されるはずですが、エラーとなりました。 WS000002.JPG

カメラ接続の設定

設定を見直します。 「Raspberry Piの設定」から、インターフェースの「カメラ」を確認します。 「無効」になっていたので、「有効」にして「OK」をクリックします。 WS000003.JPG すると、再起動が促されるので素直に再起動します。 WS000004.JPG

写真を撮るコマンドの実行(設定後)

再起動したら、再びコマンドを実行します。 ちなみにカレントディレクトリは、何もしなければ「/home/pi」となっていると思います。 うまくいきました。 自然光の下であれば、それなりの画質となっていると思います。 WS000006.JPG 続いて、動画も撮ってみましょう、コマンドから。 このコマンドでは、10000ミリ秒間、要は10秒の動画が撮れ、カレントディレクトリに保存されます。 raspivid -o video.h264 -t 10000 WS000007.JPG 保存された動画は、ダブルクリックすれば「VLCメディアプレーヤー」で再生されると思います。 ということで、カメラの接続確認と動作確認ができました。

物品購入2

Raspberry Pi へ接続できるものは様々で、電子工作ができる方であれば可能性は無限大でしょう。 自分はそこまで知識はないので、セット販売しているものを、まず購入してみました。 お目当ては ・2行表示できるLCDディスプレイ ・LEDとそれに使う抵抗 ・カメラ ですが、そのほかにもいろいろセットとなっている、お得そうなものを選びました。


 

ほかにも、いろいろなキットが販売されていますのでお好みで。


 


 

Bluetooth機器とのペアリング(CUI編)

Raspberry PiBluetooth 機器を互いに認識させる作業をペアリングといいますが、その方法をCUI(LXTerminal)からコマンドで行う方法です。

bluetoothctl

「LXTerminal」にて、「bluetoothctl」コマンドを実行します。

scan on

周辺のBluetooth機器を探す、「scan on」コマンドを実行します。 この際、リモートシャッターの電源を入れます。(または入れ直し) 対象の危機が表示されたら、16進数+「:」をメモ、または選択して右クリック、コピー

pair XX:XX:XX:XX:XX:XX

ペアリングします。 「pair」+(半角スペース)+(先ほどメモ、コピーした16進数)を実行します。

connect XX:XX:XX:XX:XX:XX

接続します。 「connect」+(半角スペース)+(先ほどメモ、コピーした16進数)を実行します。

trust XX:XX:XX:XX:XX:XX

接続、ペアリングした機器を「信用」する設定です。 「trust」+(半角スペース)+(先ほどメモ、コピーした16進数)を実行します。

exit

終了します。 「exit」コマンドを実行します。 こだわりがなければ、GUIから行ったほうが簡単ですが、コマンドから行えることもたくさんあるので、「bluetoothctl」で調べてみてください。

Bluetooth機器とのペアリング(GUI編)

つなぐだけで使えるUSB機器と違い、ちょっとしたセットアップが、Bluetoothには必要です。 Raspberry PiBluetooth 機器を互いに認識させる作業をペアリングといいますが、その方法をGUIRaspberry Pi OS)から行う方法です。

「Add Device...」を選択

画面右上の「Bluetoothマーク」をクリック。 「Add Device...」を選択します。 WS000002.JPG

「Add New Device」ウィンドウ

ウィンドウが開きます。 近くにあるBluetooth機器が表示されたりします。 接続したい機器(Bluetoothリモートシャッター)が表示されていません。 説明書に従い、リモートシャッターのスイッチをON(すでにONの場合は、一度OFF、再度ONに) WS000003.JPG

Bluetooth機器の接続

何か候補が出ました。 これがリモートシャッターです。 選択して、「Pair」をクリック WS000004.JPG

ペアリング中

Raspberry Pi から接続させて信号が出て、リモートシャッターの返事待ちのようです。 WS000005.JPG

成功!

うまくいったようです。成功。 WS000006.JPG

接続確認

一応、ペアリング設定ができたかの確認。 「AB Shutter3」がいます。 ちなみに、ここで左のアイコンが「×」となっていれば、「ペアリングができているけど接続が切れている」状態です。 リモートシャッターのスイッチを一度入れなおすか、何かのボタンを押せば接続されます。ペアリングは不要。 ペアリング自体を削除(無効に)するには、「Remove Device...」を押下、表示されたウィンドウで対象の端末を選択、「Remove」でOKです。 WS000007.JPG

動作確認

リモートシャッター、「カメラのシャッターを切る」というのを、「ボリューム上げるボタンを押したことにする」で操作しています。 なので、右上のボリューム設定が出た状態でボタンを押すと、ボリュームが上がります。 どっちのボタンをおしても、上がります。 これを、後々改造していきます。 WS000008.JPG WS000009.JPG

Bluetooth機器(ダイソー)

Raspberry Pi と接続、何かを制御させるスイッチとなるBluetooth機器を探していましたが、ダイソーで発見しました。 100円ではありませんが。 ボタンを押すと、スマホのシャッターが切れるというものです。 ボタンが2つあるのは、AndroidiOSに対応するためのようです。 以前はよく見かけたのですが、最近はあまり見かけません。 あってもわずか。 しばらく、これで遊んでみようかと思います。 DSC_0043.JPGBluetoothリモートシャッター


 


 


 

USB接続機器の確認

Raspberry Pi へはGPIOを用いて外部機器(センサーなど)と接続することもできますが、 最も簡単なのはUSBでの接続かと思います。 以前の記事で、最低限必要と思われる、基盤を冷やすためのファンの接続をしてみましたが、今回はもっと簡単な、USBでの接続と、接続の確認方法です。 外部機器接続(ファン)

接続USB機器の確認

  1. lsusbコマンド

lsusbコマンド

「LXTerminal」にて、「lsusb」コマンドを実行するのみです。 ・何も接続していない状態 3行表示されています。内部的なものでしょう。 WS000081.JPG ・手持ちのUSB機器をハブを用いていろいろつないでみた状態 何行か増えました。 増えた内容(接続機器)は、以下です。 ・Sony Corp. FeliCa S310 [PaSoRi] :SONY製の非接触ICカードリーダ/ライタ(R-S310) ・Elan Microelectronics Corp. Optical Mouse :ELECOM製のマウス ・BUFFALO INC. (formerly MelCo., Inc.) :バッファロー製のカードリーダー ライター ・Genesys Logic, Inc. :ゲーム用のコントローラ ・Unknown Manufacturer hub:ダイソーで買った、USBハブ WS000071.JPG