WindowsからRaspberry Pi OSへ接続、VisualStudioCodeで開発

Windowsからリモート接続でRaspberry Pi OS に接続、VisualStudioCodeを使用していました。

最近知ったのですが、Windowsで動作させているVisualStudCodeから、Raspberry Pi OS で動作させているVisualStudCodeを操作、デバッグできるようです。

今回は、そのセットアップ手順と、サンプルプログラムを動かしてみます。

 

 

1. WindowsにVisualStudioCodeをインストール

  以下ページからWindows版をダウンロード、インストールするのみです。

Download Visual Studio Code - Mac, Linux, Windows

 

  日本語化もお好みで。Raspberry Pi OS での日本語化と手順は同じです。

letraspberry.hatenablog.com

 

2. Raspberry Pi OS へSSHへ接続(設定はconfigで)

  以前の記事で、その手順を載せてありますので、参考にしていただければ嬉しいです。

letraspberry.hatenablog.com

letraspberry.hatenablog.com

 

 3. WindowsのVisualStudioのセットアップ

  手順、少し長いです。頑張っていきましょう。

  環境、状態によって違いがあるかもしれません。

 

1. 「Remote Development」をインストール

  拡張機能、「Remote Development」をインストールします。

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「Remote Development」をインストール
2.  SSH接続してみる

  設定してあったSSH接続(config)を使用してSSH接続します。

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「リモート エクスプローラ」を選択

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接続方法「SSH Targets」を選択

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configに書いてあった、ホスト名を選択

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セキュリティ警告が出るかもしれません

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接続先HOSTのPlatformを選択。Raspberry Pi OS は「Linux

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パスフレーズを入力

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接続処理中…

f:id:kobatom5278:20201230143748j:plain

接続できました
3. Pythonをインストール

  SSH接続環境にPythonをインストールします。

  WindowsRaspberry Pi OS のVisualStudioCodeにインストールしていても必要なようです。

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拡張機能Python」をインストール

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促されるまま、「再読み込み」
4. フォルダーを開く

  これで環境は整ったと思います。

  実行用のフォルダを開き、そのフォルダのPythonファイルを開くことでデバッグ実行できます。

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SSH接続できている状態で、「フォルダを開く」

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あくまで、Raspberry Pi OS 上のフォルダを開きます

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パスフレーズを入力します
5. Pythonファイルを実行してみる

  開いたフォルダにPythonファイル(拡張子「.py」)を作成、選択します。

  いよいよ、デバッグ実行です。

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.pyファイルを開き、「デバッグの開始」

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「Debug Configuration」で「Python File」を選択

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実行!

 

 

いかがだったでしょうか。

無事、Windows上のVisualStudioCodeからデバッグ、実行できたかと思います。

 もちろん、「デバッグなしで実行」も、「ブレークポイント」での中断、変数のウォッチもできます。